通巻202号 2006年12月10日号
障がい者と共に働くこと
 4月にたつかーむに就職し、気がつけばもう12月。私にとってはあっという間の最初の1シーズンでした。
 先月、札幌で障がい者雇用についての研修会があり出席して参りました。
 研修会では、様々な方面で障がい者の社会的自立のため障がい者と長年付き合ってきた方々の話があり、障がい者との付き合いが短い私にとって非常に勉強となる研修会でした。

 4月に農業担当として就職し、何もわからないまま障がい者の皆と仕事を始め、私は初めての野菜栽培に精力を注ぎながらも、障がい者の方達とのつき合い方にも常に考えながら仕事をしてきました。
 一般的に知的障がい者の方達は個性が非常に強く、得手不得手が激しく、マイペースで臨機応変な行動が苦手、意思の疎通が苦手という性質があります。
 仕事を始めて最初のうちは彼らの特性がどのようであるかわからずとりあえず必要な仕事を次々と与えていましたが、毎日共に色々な仕事をしていくうちに、徐々に彼らそれぞれの特性がなんとなくわかってきました。
 彼らも私達と同じで苦手な仕事をしているときはストレスが溜まり、サボリがちで、仕事をしているときもいい顔をしていません。
 反対に得意な仕事をしているときは、一生懸命頑張り、満足感のあるいい顔をします。
 また、彼らが良い仕事をしているときは、私も心から彼らを褒めることが出来、その気持ちが彼らにも通じ、彼らは仕事に喜びを感じます。
 だから、彼らに適した仕事を与えることが、彼らの幸せにもつながるし、ひいてはそれがたつかーむの成長にも繋がると考え、出来る限り彼らに適した仕事を与えようと努めて来ました。
 ただ、多くの種類の作物を栽培するという仕事のなかで、いつも彼らに適した仕事を与えるということは、なかなか難しいということも判ってきました。
 まず、農業は作物が育っていくに従い作業内容が次々と変わり、しかも多くの種類の作物を栽培しているので、作業は非常に煩雑です。
 また農作業は天候を見ながら作業を選び、天候が変わりそうな時に突然作業を変更しなければならないような場合は多々ありますが、作業の変更は大きなストレスになります。
 また、仕事を十分に習熟するまでずっと私が彼らと一緒に仕事を出来ればよいのですが、機械作業や出荷作業など私が一人でやらなければならない仕事もたくさんあり、中途半端な指示しか出せず良い仕事をしてもらうことが出来ないこともありました。
 このような状況でしたので、今年は残念ながら彼らにお適した仕事を与え、彼らの能力を生かしてあげることがあまりできなかったように思えます。
 これから冬場は少しずつ来シーズンの準備に入っていきます。
 計画を立てるに当たり、これからは彼らの作業を想定しながら、栽培計画を立てていく必要があると思っております。

 先ほど述べた研修会のなかで、長年障がい者雇用してきた会社の社長さんが障がい者雇用の心構えについて「使命感を持って、信じて、あきらめずに付き合っていくこと」と仰っていました。
 私もそのことを心に留めて、これから頑張っていきたいと思います。

                                     (農業担当   小田 大介)
NPO法人サポートセンターたつかーむだより
 早いもので、今年も終わりを迎えようとしています。
今年度は自立支援法が施行され、振り返ってみるとばたばたと忙しい日々だったなぁと感じます。
たつかーむでは、これからクリスマスパーティーや新年会などの行事があり、皆さん楽しみにしているようです。
今年度は新しいスタッフも増えたので、やっと準備係から解放されるのではないかとひそかに思っております(そんなことはありえませんが;;)。
 何はともあれ、皆さんが健康に今年1年を過ごせたことがなによりですね!!
                               (NPO法人サポートセンターたつかーむ 原田 洋平)
11・12月のたつかーむ
★11月7日〜13日 西胆振物産展(於 室蘭丸井今井 様)に出店
●11月10日 第3回コープさっぽろ農業賞表彰式に出席(高野・白石)
▼11月20日〜21日 平成18年度障害者職業生活相談員資格認定講習(小田 受講)
●11月22日 障がい者相談支援関係研修会(於 白老)に代表 高野、サポートセンターたつかーむの原田 出席                                                                   
★11月23日〜29日 藤ヶ森さん 実習
●11月26日 社会自立研修会に白石 参加
▼12月9日 共同作業所実務講座(於 札幌)にサポートセンターたつかーむの原田 受講